Aries.

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2011.01.16 Sun 『月光のひとひら、麗しき花の君。』

イースターエッグの夜』 祭 歌さまにいただいた素敵詩です!












月下一輪、艶やかなるかな花の朱唇
くりゃれ、音無き深淵の夜


しゃん、と響くは鈴の音
ひらり、振り揺らめくは真白の桧扇

嗚呼さても馨しき夜は更けようか

纏わり広がる漆黒の髪
麗しきかなその唇の、ただ一笑
はたしてそれを手にするは
如何なる者であろうとも
重ねた単衣より出づるその、甘き伽羅の香りに惑わぬ者はおるまいて


獣の首を抱いて振るう、いとも容易く折れよう細腕を
はためき彩る金の蝶

唐紅の椿も霞む、その美貌

月下一輪、かの姫君は微笑んで
闇夜に深くそのかんばせを、
うずめて密やかに笑おうぞ

嗚呼、鈴の音すら呑まれる夜
獣の頭上に降り注ぐ、
桧扇の白と金の 揺らめく一羽の蝶の翅


さあ我が愛しき獣達、それでは艶やかなる月夜の宴を始めようぞ?












麗しくも不遜な姫君と、獣と呼ばれる者たちの姿に思いを馳せると、胸のときめきが尋常ではありません。
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