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2011.05.10 Tue 頼まれないのにやっちゃう時があるんだ、たびたび。

ミズマ。さま宅の『先輩と後輩』シリーズにハマりすぎて、やっちゃったんだぞ、と――。


――いや、これはミズマ。さま宅開設2周年記念の贈答品だからっ!


勢い書きはじめたはいいけど最終的にどうしようコレとか思ってたところにいい口実ができたんだゼ☆なんて、思ってないんだから! 思ってないんだからあっ!!←



……と、いうわけで。
本家とは比べ物にならない卯月クオリティでお送りいたします。先輩と後輩!





『呪文封じの条件』


「――後輩」
「……」
「後輩」
「……」
「こーうーはーい―――――っ!!」
「……」
「ぜぇ、ぜぇ、な、なんなのだ一体。どうして口を真一文字に引き結んだまま微動だにしない……ん? なんだ、やおらお子様用のお絵かき帳など出してきて。画用紙サイズだぞ。油性ペンまで。どこに持っていたんだそんな物」
「……」
「これに書くから、読めと?」
「……」
「ふむ。読める字を書くなら読んでやらんこともない。なになに……『呪いっス』、呪い?」
「……」
「呪いとはなんの話だ。『魔女の呪いっス』、今日びそんな非科学的な話があるか。『先輩が最初に言ったんじゃないスか』、冗談に決まっているだろう。三歳の頃から神童の名をほしいままにしてきたこの私が、魔女だの呪いだのが本当にあると思っていると? ふふん。信じていたとはまだまだ子ども、『あーそうスか』、なぜ半目になるんだ」
「……」
「『先輩、チューしてほしいばっかりに、あんなこと』――何っ!? なななななぜそういうことになるっ、言いがかりだ! 私はべべべべべつにそんなこと、『うそなんか吐かなくても、それならそうと言ってくれればいいんスよ』、うそじゃない! うそじゃないぞ! 魔女の呪いは本当だ! 私は本当に呪われていた! 『じゃあ、自分が呪われたってのも、信じて欲しいっス』そうだな信じる! 信じるともっ!!」
「……」
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……なぜか私ばかり疲労困憊しているのは気のせいか? 『気のせいっス』、そうか、『(笑)』、かっこ笑いっ!? 『冗談スよ。ちょっとおちついて聞いてほしいっス。お絵かき帳はあと2冊しかないのに』、それだけあれば充分だろう、どこに携帯しているんだ……まあいい、事の仔細を聞こう」
「……」
「『先日、先輩の呪いを解いたじゃないスか』、そうだな、『チューで』、わざわざ紙いっぱいに太字で書かんでも覚えているっ!! 『その呪い返しっス』、どういうことだ? 『だから』、うむ、『自分が先輩の呪いを解いたので』、うむ、『魔女が怒って』、うむ、『先輩のかわりに自分を呪ったんスよ』、それでさっきからだんまりなのか。『そういうことっス』」
「……」
「『先輩は、本当に大事なことは口に出せない呪いだったスけど』、ん、そうだったか? そんな気もするが。そうだったかなあ? 『自分設定くらいちゃんと覚えといて欲しいっス。ともかく、自分の場合、本当に大切なひとには何も口に出せない呪いをかけられた、というわけっス』、そうか、難儀なことだな。『……』、なんだ? 筆談でまで三点リーダとは。さっきから私ばかりにぺちゃくちゃ喋らせて、これでは私が話したがりの甘えん坊さんのようだろう。そんなに三点リーダが好きなら三点リーダになってしまえ!」
「……」
「な、なんだ?」
「……」
「なんなんだ、そう、じっと見つめて……」
「……」
「『先輩?』、い、いかにも私は先輩だ。『記憶力のテストっス』、唐突だな、言っておくがテストは得意だぞ。あらゆるテストがマークシート方式であれば、私も満を持してこの天才的な頭脳をしらしめてやるのだが」
「……」
「『問1、4ページ前に書かれていた文章は?』、そんなことか、みくびられたものだな」
「……」
「時代の百年先を行きすぎるあまり全世界の注目すら振り切ったこの私に、こんな簡単な問題を――……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」

グラウンドから響く柵越えの快音を背景に、今度はこちらが口を真一文字に結んでしまった真っ赤な顔の先輩へ、後輩はにんまり笑いかけた。

両手に持ったお絵かき帳の4ページ前には、たしかにこう書いてある。





『本当に大切なひとには何も口に出せない呪いをかけられた、というわけっス』










……本家さまに、三点リーダいっぱいの素敵続編が掲載されたあとに、これはないだろうっていう……ね?(涙目) 遅筆マジうらめしいっorz

とにかく、筆談する先輩後輩=がんばっていっぱいしゃべる先輩と油性ペンで画用紙に書きまくる後輩がみたかったので、このような感じになりました。後輩はふつうに字がきれいで、先輩はものすごい悪筆だったりするといいなあ、とか。だからいやおうなく回答用紙を他人に見られる模試とかテストとか極力すっぽかしてたりとか、て、あれ? もしかして模試ってマークシート方式なの、か???;

しかし、先輩の台詞に「!」が多すぎた気がする……反省(;_ _)



なんとも言えずやっちゃった感満載ですが、ミズマ。さま、2周年お祝いの贈り物としてお納めくださいませませ、です<(_ _*)>




それにしても、後輩の呪いはこのあとどうなったのかと(笑)





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ミズマ。 : URL

2011.05.11 Wed 11:56

なんで例によって会社で読んじゃったかなぁ、私ッ!

だめだ……幸せすぎてニヤニヤがとまらない……。

先輩後輩話ありがとうございまっす!
先輩がかわいい。そしてあんなことを目論む後輩が愛おしい…←

ありがたくいただいていきますねッ!!
ありがとうございましたっ!

ポール・ブリッツ : URL

Edit  2011.05.11 Wed 12:51

先輩後輩人気あるなあ。

わたしも書いたけど(^^)

立派な看板性別不明ですね(笑)

卯月 朔 : URL いらっしゃいませ!

Edit  2011.05.13 Fri 21:51

ミズマ。さま
うふふふふーv
ニヤニヤしていただいて、ありがとうございます>< やったーv
書きながら「がんばれ、がんばれ先輩……っ!www」て思ってました(笑) 後輩のほうが、なんかつねに一枚上手な感じですねえ。そんなイメージが。


ポール・ブリッツさま
看板性別不明wwwww
ポールさま宅の看板娘たちといい、看板キャラっていいですねえ……卯月んトコにも欲しいなあ、看板。と、思って考えると、看板キャラって相当なキャラ造詣力とかナイとムリだということに気付きましたorz 皆さますごいなあ。

ポール・ブリッツ : URL

Edit  2011.05.15 Sun 22:34

違います。

卯月朔さんのところには、「看板がいっぱいありすぎて」、どれを看板と呼んだらいいかわからないだけです(^^;)

うちへ来たら魔女恋のカップルもじゅうぶん看板キャラですよホント(^^;)

卯月 朔 : URL いらっしゃいませ!

Edit  2011.05.16 Mon 21:15

ポール・ブリッツさま
卯月的看板の条件って「サザエさん時空で恒常的に物語を展開出来かつ親しみやすい世界とキャラクタ」だったので、ストーリーキャラ除外してました;; 魔女恋は、皆さまにご贔屓いただいてる感じがするので、看板にしても大丈夫なレベルと言っていただけると嬉しいです♪
でもやっぱり「サザエさん時空で恒常的に物語を展開出来かつ親しみやすい世界とキャラクタ」を、卯月もいつか書いてみたいなあと!思ったり。難しそうですがっ><;

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